いよいよ本日、2015-16シーズンのUEFAチャンピオンズリーグが開幕する。例年通り8つに分かれて行われるグループステージ。その上位2チームがノックアウトステージへ進み、最後まで勝ち残った2チームが来年5月28日、ミラノのサン・シーロで開催される決勝で激突することになる。

昨季の王者はご存知、リーガ、コパ・デル・レイとの3冠に輝いたバルセロナ。ルイス・エンリケ監督にとっては就任1年目での快挙であった。今季はレヴァークーゼン、ローマ、BATEボリソフとのグループステージからスタートし、いまだどのチームも成し遂げたことのないCL連覇を狙う。

さて、その楽しみな戦いのスタートを前に、改めて昨季の決勝、ユヴェントス対バルセロナで決勝点となったルイス・スアレスのゴールを振り返ってみたい。サッカーにおける「ゴール」への過程を考える上で非常に興味深い得点であったため、今更になるがお付き合いいただければと思う。

まずはゴール自体を簡単に振り返ってみよう。

得点が生まれたのは1-1で迎えた68分のこと。カウンターからリオネル・メッシがドリブルで持ちあがり、一人交わしてシュート。ジャンルイージ・ブッフォンが懸命に阻むもこぼれ球をスアレスが押し込んだ。

持ち前の堅い守備で粘り、55分にアルバロ・モラタの同点弾で追い付いたユヴェントスにとっては厳しい勝ち越し弾で、結果的にこの試合の決勝点となったゴールだ。

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