今週行われたUEFAチャンピオンズリーグ。

ローマ対バルセロナの試合では、バルセロナFWラフィーニャが前十字靭帯断裂という大怪我に見舞われた。

この試合、イヴァン・ラキティッチとの交代で途中出場を果たしたラフィーニャは、出場から1分にも満たないうちに背後から強烈なタックルを受け負傷退場。診断の結果、右ひざ前十字靭帯の断裂と判明し、今シーズン絶望というショッキングな報道も出ている。

シーズンが開幕してまだ間もないこの時期に、大怪我に見舞われた選手の心境を察すると心が痛む。ラフィーニャはルイス・エンリケ監督からの信頼も厚かっただけに、そのショックはより大きかったに違いない。

さて、そんなラフィーニャに対してタックルをしたのは、ローマMFラジャ・ナインゴランだった。

バッタク族の血を引くインドネシア人の父とベルギー人の母の間に生まれたナインゴランは、激しいプレースタイルを持つ中盤の選手である。球際にはひときわ強く、相手選手とのボールコンタクトも恐れないことから特に守備面で激しさを見せ、タレントひしめくベルギー代表でも定位置を確保しつつある。

しかし、そんなナインゴランのタックルは少々度を過ぎることがあり、今年3月に行われたセリエAのキエーヴォ・ヴェローナ戦ではフェデリコ・マッティエッロに対してスライディングを行い、右足腓骨と脛骨の開放骨折という重傷を負わせてしまった。

ナインゴランはいずれのタックルに対しても意図的ではなかったことを明かしており、両者に対して謝罪もしている。しかし、半年間で2人の選手に大けがを負わせてしまったという事実をナインゴランは真摯に受け止めるべきだろう。

今回は、そんなハードタックルが持ち味であるナインゴランの「タックル」を中心に集めた動画を見てみることにしよう。

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