ルイス・ファン・ハール
(マンチェスター・ユナイテッド監督)
「前半はとても良いプレーをしたが、フィニッシュに繋がらなかった。それが我々の問題だった。レフェリーが与えてくれたペナルティキックからだけ得点できた。
ハーフタイムでは1-1だったけれども、我々は3-1に出来るだけのチャンスは作った。
そして、その後はやらなければならないことをやった。ただ、それは最初の15分だけだが。ゴールを決めた後はチームが変わってしまった。プレスもないのにキープしようとせず、ボールを渡していた。
我々がそうなってしまったのは、選手がとても疲れているからだ。イングランドでの試合の蓄積によって。
直近の5試合では、我々はボールを保持した。素晴らしいポゼッションをしていたが、それがもはや出来なかった。
我々は回復して、回復して、回復しなければならない。日曜日にはアーセナル戦だ。相手は昨日プレーしていた。一日休息が多い」
「(攻撃面でもっと冷静になるべき?)
もちろん。チャンピオンズリーグで勝とうとする時には、冷静であり、早い間に試合を終わらせることが出来る。
我々は前半でそうするか、あるいは後半にボールをより保持するチャンスがあった。
我々はそうすることが出来ず、私はベンチで苦しんでいた。しかし、ファンもまた苦しんでおり、選手も苦しんでいたと認めなければいけない。
彼らはチームスピリットを持っていた。相手には多くのチャンスは作らせなかった。アンドレ・シュールレのものぐらいだ。そして、我々はカウンターで2つのチャンスを作った。
とはいえ、私はとても満足している。まず試合に勝たなければならないし、グループ首位に立ったわけだ」
「(バレンシア、シュヴァインシュタイガー、デパイを変えた理由について?)
それは戦術的なものだった。(バレンシアについては)私はそのサイドからのクロスを止めたかったし、相手はそちらが強力であると分かっていた。
シュヴァインシュタイガーについては、彼は疲れていたことが理由だ。通常彼はボールを供給し、最高のポゼッションを作れる選手だ。替えた理由はそれだけだ。メンフィス・デパイも同じだ」
「(スモーリングのゴールには満足?)
もちろんだ。彼はPSV戦でもチャンスがあったし、今回はそれを決めた。満足している。彼にとっては後押しになるだろうからね。選手としての彼の成長は驚異的である。私はとても嬉しい」
ファン・ハール監督「回復して、回復して、回復しなければ」
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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