バルセロナの黄金期は、一般的にペップ・グアルディオラが就任した2008-09シーズンから始まったと言われている。
ボールポゼッションと前線からのプレッシングを両軸とする画期的なスタイルは代表チームでも取り入れられ、チャビ・エルナンデスやイニエスタなど多くのバルセロナの選手が代表でも中心となった。
そんな密接な関係にある両者だが、このウクライナ戦でついに先発メンバーの中からバルセロナ選手が0人になった。これは2005年10月12日に行われた2006年ワールドカップ予選のサンマリノ戦以来であるという。
つまり、ちょうど10年ぶりの出来事であったというわけだ。これはこれで奇跡的である…。
この時の先発メンバーは以下の通り。
GK:イケル・カシージャス(レアル・マドリー)
DF:セルヒオ・ラモス(レアル・マドリー)
DF:フアニート(ベティス)
DF:パブロ・イバニェス(アトレティコ・マドリー)
DF:アントニオ・ロペス(アトレティコ・マドリー)
MF:ダビド・アルベルダ(バレンシア)
MF:イバン・デ・ラ・ペーニャ(エスパニョール)
MF:ラウール・ゴンサレス(レアル・マドリー)
FW:アントニオ・レジェス(アーセナル)
FW:フェルナンド・トーレス(アトレティコ・マドリー)
FW:ダビド・ビジャ(バレンシア)
※所属クラブは当時のもの
この時もスペインはすでに予選突破を決めており、サンマリノという格下相手にある程度メンバーをテストする狙いがあったはずだ。
なお、今回のウクライナ戦では75分からバルセロナに所属するジョルディ・アルバが、85分からセルヒオ・ブスケツが途中出場している。