ベトナム代表FWグエン・コン・フオンは10月30日にJ2水戸ホーリーホックとの契約交渉のため、現所属先のホアン・アイン・ザライ(HAGL)の代表者と共に日本を訪問する予定だ。
水戸は、来季に向けた戦力補強として、「ベトナムのメッシ」の異名で知られる同選手に1年間のレンタル移籍をオファー。月俸は3000USD(約36万円)、レンタル料は1万USD(約1200万円)とされている。
予定では、同選手は、31日に埼玉スタジアムで行われるヤマザキナビスコカップ決勝のガンバ大阪と鹿島アントラーズの試合を観戦した後、11月1日にケーズデンキスタジアムで行われるJ2リーグの水戸ホーリーホックとザスパクサツ群馬の北関東ダービーを観戦。2日に水戸の施設を訪問して、契約交渉に臨むという。
水戸は37節が終了した時点で22位中17位に沈んでおり、もしJ3に降格した場合は今回の移籍が白紙に戻る可能性が高いとされている。
HAGLのグエン・タン・アイン団長は、
「様々な可能性が考えられるため、今後、契約に関する各条件を再検討する必要がある。水戸が残留に成功することを祈っている」
とコメントした。
なお、この移籍によるレンタル料の取り分については、HAGLが45%、HAGLアーセナルJMGアカデミーが45%、グエン・コン・フオンが10%になっているという。
(C) bongda+, グエン・コン・フオン(右)