先週末、ラス・パルマスを3-1と破ったレアル・マドリー。

この試合でラファエル・ベニテス監督はトーニ・クロースとルーカ・モドリッチというテクニカルなMFを中盤に配置したのだが、それらの選手と3センターを組んだのが期待のブラジル人MFカゼミロであった。

10代の頃から注目され、「ドゥンガ2世」の異名を授かる大型ボランチのカゼミロ。昨年サンパウロからマドリーに移籍していたものの、ポルトへとローン移籍しており、マドリーでのプレーは今シーズンからである。

ボール奪取力だけでなく奪ってからのパス能力も高いとされるカゼミロだが、この試合では見る者を圧倒するパスを何本も通していた。

こちらがその一部である。

正確なキックで両サイドへと展開するその様子は、2009年から2014年までマドリーでプレーし、背番号14の先輩でもあるシャビ・アロンソをも彷彿とさせる。

カゼミロはここまでのリーガで8試合に出場しており、加入1シーズン目にして主力級の扱いを受けている。

この試合では他にも何本かセンスあるロングパスを通しており、こちらの様子も見ておこう。

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