ドミニク・アディーヤー 2010年W杯ウルグアイ戦
レーティング:9点
2010年W杯に生まれた「幻のゴール」はランパードだけではない。倫理上の問題で大きな波紋を残したのはガーナ対ウルグアイのものだ。
1-1の状況で迎えた試合終盤、ドミニク・アディーヤーが放ったシュートはゴールに向かって飛ぶ。それを阻んだのはルイス・スアレスの「手」だった。
レッドカード、そしてペナルティキック。意図的な妨害行為によってゴールを阻まれたガーナは、さらにアサモア・ギャンがそれを外してしまい、得点を決められなかったのだ。
ランパードが「ルールが正しく適用されなかった」ために涙を呑んだなら、こちらは「ルールが正しく適用された」ために陥った罠だった。