25日に行われたUEFAチャンピオンズリーグのグループステージ第5節、マンチェスター・ユナイテッド対PSV戦。

この日も低調なパフォーマンスに終わったユナイテッドはジェシー・リンガードが決定機を外した影響もあり、ホームでの一戦でありながら0-0で試合を終えている。

この結果、グループBは上位3チームに勝ち抜けの可能性が残されており、ユナイテッドは最終節、首位を走るヴォルフスブルクと対戦することになった。他会場の結果次第では敗退も十分に考えられるため、大一番となりそうだ。

ユナイテッドとしては勝ち点2を落としたとも言えそうなこのPSV戦だが、キックオフ直後、観客席が幻想的なムードに包まれた。

この試合を観戦した観客の多くがスマートフォンを手にし、ライト機能をオンにして掲げてみせたのだ。

オールド・トラッフォードでこうしたライトアップが行われるのは先月末のミドルズブラ戦でもあった。

この時はミドルズブラの鉄鋼プラントが閉鎖するということで、その反対の意思表示として1万人ほどのファンがスマホを掲げた(詳細はこちら)。しかし、このPSV戦では明らかにそれを上回る人がライトアップをし、美しい光景を演出した。

では、なぜユナイテッドのサポーターたちは試合中にもかかわらず一斉にスマートフォンのライトを点けたのだろうか?

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