90+1分、セットプレーから青山敏弘のクロスを今シーズン、ヴァンフォーレ甲府から加わった佐々木翔が高い打点で合わせる!

ガンバのGK東口順昭は“ドーハの悲劇”の松永成立のようにボールをただ見送ることしかできず、土壇場で広島が同点に追い付く。

しかし、これではまだ終わらなかった!

90+6分、ガンバの不用意なスローインのミスを奪った広島が左サイドから攻撃を仕掛け、混戦のところを最後は柏好文が押し込む!

このゴールの後にホイッスルが鳴り、Jリーグ史上に残る劇的な試合は、アウェイの広島が3-2でガンバ大阪を下した。

シーズン中は日替わりでヒーローが生まれ年間首位に輝いた広島。なかでも2シャドーのドウグラス、柴崎晃誠…徳島ヴォルティス加入組の活躍が目立っていたが、今年、最も難しくまた重要な一戦で輝いたのは、ヴァンフォーレ甲府から広島へやってきた佐々木、柏の2人だった。

貴重なアウェイゴールを3点も奪った広島は、圧倒的に有利な状況で5日、エディオンスタジアムに再びガンバを迎え撃つ。

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