23日、『La Repubblica』は「イタリア・セリエAのローマは、ルディ・ガルシア現監督を今季は留任させ、来年夏にアントニオ・コンテ監督招へいを狙う意向を固めた」と報じた。
2014年夏に突如ユヴェントスを退任したアントニオ・コンテ氏。その後すぐにイタリア代表監督に就任し、EURO2016への出場権を獲得した。
しかし彼の契約は2016年夏までとなっており、それが延長される可能性は低いと言われている。
ローマはそのタイミングでコンテ氏を引き入れるチャンスを逃したくないため、ルディ・ガルシア氏のシーズン途中での解任を断念したという。
コンテ氏はイタリアの首都ローマで監督を務めることに対しては興味を示しているとのことだが、イタリア代表の仕事を優先しており、オファーは今のところ整理していない状況であるという。
また、コンテ氏に対しては英国からも関心が寄せられている。イングランド・プレミアリーグのチェルシーは、先日ジョゼ・モウリーニョ監督を解任しており、今季はフース・ヒディンク暫定監督の元で戦うことが決定した。
しかし来年夏には再び新しい監督を探すことになる。その候補はディエゴ・シメオネ(アトレティコ・マドリー)であると言われているが、彼は実現の可能性が高くない。
そして次のオプションとして考えられているペップ・グアルディオラにはマンチェスター・シティやマンチェスター・ユナイテッドが接近しているといわれており、競争は激しい。
そこでプランBとしてチェルシーはコンテ氏の招へいという選択肢を考慮しており、来年の監督交代に備えているという。