4位：エリック・カントナ

所属期間：

1992～1997

成績：

185試合　82ゴール

エリック・カントナのような個性は他にあるだろうか？　それは疑わしい。

フィールド上での才能、そしてそれを離れた際の謎めいた性格の組み合わせは、彼が唯一無二の存在であることを意味している。

カントナが1992年の10月に加入したとき、マンチェスター・ユナイテッドは10位だった。しかし、このシーズン10ポイントもの差を付けて優勝を果たす。26年もの干ばつが終わった。

『立てた襟、伸びた背筋、突き出された胸。彼は自分の所有物であるかのように、スタジアムへと足を踏み入れていた』とロイ・キーンは話した。

苦々しい瞬間もあった。クリスタル・パレスのサポーターであるマシュー・シモンズにカンフーキックをかましたことにより8ヶ月の出場停止処分を受けた。

マンチェスター・ユナイテッドで5年間を過ごした後、1997年に現役を引退すると決めた時、それが短すぎると感じたかもしれない。

『世界のどこかにマンチェスター・ユナイテッドのために生まれた人物がいるとしたら、それはエリック・カントナだった。

彼は尊大に歩き、胸を差し出し、頭を上げて、まるでこう訪ね歩いているようだった。

“私はカントナだ。君はどうなんだ？　私にとって十分に大きいのか？”』（アレックス・ファーガソン）

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