石井正忠体制2年目を迎える鹿島アントラーズ。

チームは今オフ、永木亮太(湘南)、櫛引政敏(清水から期限付き移籍)、三竿健斗(東京V)、ブエノ(清水)などを補強。U-18年代で日本一に輝いたユースチームからも4人が昇格した一方、14年間に渡って10番を背負った本山雅志(北九州)、ロンドン五輪代表の山村和也(C大阪)などが退団している。

なお、ポルティモネンセからの期限付き移籍が終了した日本代表FW金崎夢生は不透明な状況。12日に発表された新背番号では金崎が昨季着けていた33番が空いているが、ポルティモネンセ側が早々に復帰を宣言していることを考えると退団の可能性の方が高いのかもしれない。

なお、本山の着けていた10番は今季から柴崎岳へと受け継がれている。

鹿島の2016シーズンに向けた新ユニフォームはすでにお届け済みだが、新体制発表に合わせて実物が公開されたので改めて紹介したい。

Kashima Antlers 2016 Nike Home

ホームは今年がクラブ創立25周年ということで、ディープレッドとネイビーによる大胆な切り替えしデザインを採用。アクセントカラーには、『常勝軍団』『王者』を思わせるビクトリーゴールドを用いている。

シャツは2003年以来の襟付きモデル。

クラブの象徴であり、選手の誇りでもあるチームエンブレムは、刺繍のワッペンタイプへ変更。10冠を意味するエンブレム上部のチャンピオンスターも刺繍となった。

デザイン自体はイタリアのジェノアやカリアリを想起させる。

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