18日、シャルケはUEFAヨーロッパリーグのラウンド32でシャフタールと激突。

GKラルフ・フェールマンの好守もあり0-0で終えたのだが、後半にはちょっと珍しいシーンがあった。

74分、ヨハネス・ガイスのコーナーキックをシャフタールDFオレクサンドル・クチェルが足で処理し、GKアンドリー・ピャトフがこれをキャッチング。このプレーを主審のヒュセイン・ゲチェクはバックパスと判断し、シャルケ側に間接フリーキックを与えたのだ。

この時、ピャトフがキャッチングしたのはゴールエリア内であった。

しかし、サッカー競技規則には「ゴールエリア内で与えられた間接フリーキックは、違反が起きた地点に最も近いゴールラインに平行なゴールエリアのライン上で行われなければならない」とあることから、ボールがセットされたのはゴールライン上であった。

ゴールエリアはゴールポストの内側から6ヤード(5.5m)のところに引かれている。静止画で見るとそのインパクトが伝わるが、これほど近い距離での間接フリーキックはなかなか珍しい…。

シャフタールの選手たちは全員がゴールライン上に入って守備をしていた。シャルケとしても、誰がどのように蹴るかを慎重にディスカッションしているようだった。

はたして、その結末は…

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