もう一つの話題として、今回のスーツが世界各地を駆け巡って作られたものであるという。『BBC News Magazine』のツイートをご覧頂きたい。

これは、スーツが出来上がるまでの工程を示したものだ。工程は以下の通り。

  1. デザイン(イギリス)
  2. ウールの生産(オーストラリア)
  3. ウールを整えて巻き上げる(中国)
  4. ウールを染める(イタリア)
  5. ウールを紡ぐ(ルーマニア)
  6. 生地を作る(イギリスのヨークシャー)
  7. スーツを仕立てる(カンボジア)
  8. スーツを販売する(イギリス)

スーツ一つに対し、世界中で関わりがあるようだ。

なお、お値段はこんな感じ。

◆ジャケット 115ポンド(およそ18,500円)

◆スラックス 84ポンド(およそ13,500円)

◆ベスト 65ポンド(およそ10,000円)

◆Yシャツ 35ポンド(およそ5,700円)

◆ネクタイ 19.50ポンド(およそ3,200円)

◆シューズ 85ポンド(およそ13,700円)

総額 403.5ポンド(およそ65,300円)

スーツとしては特別に高い値段では無い。それは『Marks and Spencer』は高級なファッションブランドではなく、イギリスで300店舗以上を展開する小売業者であり、大衆的な存在であるからだろう。実際に来店する人々に”Marks and Spencerらしさ”を感じ取ってもらう必要があるのだ。

なお、選手たちが着ているスーツの左胸には協会のロゴが入っているが、実際に販売されているスーツにはロゴが入らないため普段使いが充分に可能である。

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