もう一つの話題として、今回のスーツが世界各地を駆け巡って作られたものであるという。『BBC News Magazine』のツイートをご覧頂きたい。
The EIGHT stops for an England suit https://t.co/UJBFTtO8N8 pic.twitter.com/52ME2xqbVx
— BBC News Magazine (@BBCNewsMagazine) 2016, 2月 10
これは、スーツが出来上がるまでの工程を示したものだ。工程は以下の通り。
- デザイン(イギリス)
- ウールの生産(オーストラリア)
- ウールを整えて巻き上げる(中国)
- ウールを染める(イタリア)
- ウールを紡ぐ(ルーマニア)
- 生地を作る(イギリスのヨークシャー)
- スーツを仕立てる(カンボジア)
- スーツを販売する(イギリス)
スーツ一つに対し、世界中で関わりがあるようだ。
なお、お値段はこんな感じ。
◆ジャケット 115ポンド(およそ18,500円)
◆スラックス 84ポンド(およそ13,500円)
◆ベスト 65ポンド(およそ10,000円)
◆Yシャツ 35ポンド(およそ5,700円)
◆ネクタイ 19.50ポンド(およそ3,200円)
◆シューズ 85ポンド(およそ13,700円)
総額 403.5ポンド(およそ65,300円)
スーツとしては特別に高い値段では無い。それは『Marks and Spencer』は高級なファッションブランドではなく、イギリスで300店舗以上を展開する小売業者であり、大衆的な存在であるからだろう。実際に来店する人々に”Marks and Spencerらしさ”を感じ取ってもらう必要があるのだ。
なお、選手たちが着ているスーツの左胸には協会のロゴが入っているが、実際に販売されているスーツにはロゴが入らないため普段使いが充分に可能である。