湘南といえばハードワークを身上とするサッカーを展開しており、昨シーズンは昇格1年目ながらもJ1を8位でフィニッシュし残留に成功。

このようなカウンターアタックからの得点は昨季も見られた形だが、カウンターでセンターバックのアシストからセンターバックが得点するというのはまさに「湘南スタイル」を具現化したようなゴールである(しかも終盤の76分である)。

結局試合終了間際に川崎が追いついたため試合は4-4のドローとなったが、試合後の記者会見でメディアからの質問にチョウ・キジェ監督はこのように答えたという。

以下、湘南の公式サイトから抜粋。

ー2年ほど前に「湘南スタイルとは何か?」と曺さんに聞いたら「それは勇気だ」と答えた。今日の4点目の岡本の点などはその湘南スタイルにピタッと当てはまると思うが、それはどうか?

チョウ「3バックの選手にいつも攻撃に参加しろって言ってるわけじゃないんですけど(笑)でも、アイツ(岡本拓也のこと)確かJリーグ初ゴールだったと思います。浦和さんで悔しい思いをしてうちにきたと思うんですけど、その想いがあのゴールに乗り移ったと思うので、指導者としては本当に嬉しく思います」

岡本がゴールを決めた直後、チョウ監督はタッチライン際で感情を爆発させていた。

チームの勝ち越しという事実はもちろんだが、自身が追い求めるような理想的な形で得点を奪うことができたこと、さらにはそのゴールを決めたのが岡本だったことに興奮していたのかもしれない。

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