―最終予選が終わってから今日までの間、いろいろ振り返られていることもあるんじゃないかと思います。思い出に残っているものや、どのような財産が残っていますか?
佐々木「U-19のチームも兼ねて代表も見た時期もあったりしました。
代表の若い世代への移行という意味では、すごく理想的な環境も与えていただきました。
若い世代ともアジア予選、世界大会も経験してさらにそれをなでしこに繋げていくという仕事っていうのは、僕は理想的であり、かつすごく機能がしたなとつくづく感じています。そういう環境を与えていただいたということはすごく感謝します。
365日休みはなかったわけですけども。
こういった経験をしてまさか退任会見でこれだけ多くのメディアさんが来ていただけるなんて。
最終的にリオの結果は出なかったにしても、こうやって会長を含めて退任会見をしてもらうというのも、本当にこの一週間は結果が出なかったということが日に日に増して痛切な思いもあるんですが、結果が出てしまい切り替えた中では、選手、協会、サポーターの皆さん、そして多くのメディアの方とも接しながら様々な局面でいろんなことを勉強させていただいた。
それが一番の財産だと思っております。
世界に行った中で結果を出すというのは非常に厳しいと思うんですね。しかし、世界大会に出られるのはワールドカップにしてもオリンピックにしても十分可能性は高い位置にあります。
新たな指導者にバトンを渡し、そして陰ながらも応援をし、世界と戦うのは厳しいんですけども、是非メディアの皆さんも同じサッカーファミリーとして後押しをしていただけたらなと切に思います、はい」