チャビ・エルナンデス
「ヨハン・クライフが30年前にバルセロナの哲学を確立した。それ以来、何も変更されていない。
全てのマネージャーは、そのチームがどのようにプレーすべきかという考えを持っている。グアルティオラは完璧にマネージメントをしていた。そして、エンリケはそのチームを彼の手法によって発展させた。
それは、ネイマール、ルイス・スアレス、そしてもちろんリオネル・メッシの関係を考慮に入れた方針だ。
その違いは、今日のバルセロナは50本もパスを繋がなくても良いということだ。ゴールに近づき、得点するためにね。
彼ら3名の選手のおかげだ。チャンスを作るために、あまりに多くにパスを繋ぐことは要求されていないのだ。
エンリケは何もバルセロナの哲学を変えてはいない。彼はチームを進化させた。根本的な哲学については保持したままでね。
バルセロナに起こり得る最も大きなミステイクは、自身の哲学によってチームを変えようとする監督と契約してしまうことだ。
その哲学のおかげで、我々はこれまで多くのタイトルを手にしてきたのだからね」
チャビが語る「ヨハン・クライフの哲学」、それを変えようとすれば…
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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