1994年1月8日 バルセロナ 5-0 レアル・マドリー

ヨハン・クライフが監督になった後、1990年代初頭のバルセロナは壮大なクラブになった。「ドリームチーム」と呼ばれ、ロマーリオやロナルト・クーマン、フリスト・ストイチコフ、ペップ・グアルディオラなどが活躍した。

バルセロナが4年連続のタイトルを奪ったこのシーズン、ロマーリオのハットトリックとクーマンのフリーキックという大きなインパクトを残してレアル・マドリーに大勝している。

しかし、この次の年には逆にレアル・マドリーが5-0と大勝している。

2002年11月23日 バルセロナ 0-0 レアル・マドリー

アルフレド・ディ・ステーファノ、そしてヨハン・クライフの移籍が物議を醸したあと、このライバル関係はルイス・フィーゴの取り引きによって頂点に達する。

バルセロナのアイコンでもあった彼は、そこから直接レアル・マドリーへと移籍。その直後のクラシコは当然凄まじい雰囲気になった。

カンプ・ノウは激しいブーイングに包まれ、ピッチにはなんと豚の頭が投げ込まれるという伝説的な事件も。

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