1953年10月25日 レアル・マドリー 5-0 バルセロナ

アルフレド・ディ・ステーファノがレアル・マドリーの伝説的な存在となる前、バルセロナの加入に近づいていたことは有名である。

政治的な圧力もあって彼はレアル・マドリーへと鞍替えすることになり、この事件は両クラブのライバル関係を深いものとした。

そして1953年、彼はクラシコに初出場して3つのゴールを決め、レアル・マドリーの勝利に貢献している。

1974年2月17日 レアル・マドリー 0-5 バルセロナ

アルフレド・ディ・ステーファノとは逆に、クラブの意思でレアル・マドリーへの移籍に近づきながらも、本人がバルセロナへの移籍を決断したのがヨハン・クライフである。

彼はマドリーを怒らせた。インパクトを残すまでには時間が掛かったが、クライフは2月のクラシコでゴールを決め、大勝に貢献した。

その後、クライフはバルセロナを独特のカラーを持つ欧州屈指のクラブへと成長させていくことになる。

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