『Daily Nation Sport』は「元ナイジェリア代表FWヌワンコ・カヌは、アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督を擁護した」と報じた。
今季全てのカップ戦で敗退を喫し、プレミアリーグの優勝からも遠ざかってしまったアーセナル。無冠でシーズンを終える可能性が大きくなっており、チームを率いるヴェンゲル監督には批判が集まっている。
毎年のように続出する怪我人、そして時に資金の投入を絞る補強方針など様々なことが指摘されており、次期監督候補という名前もいくつか浮上している状況だ。
しかし、慈善活動でナイジェリアを訪れた際にインタビューに応えたヌワンコ・カヌは、ヴェンゲル監督の指揮については高く評価し、解任に動くべきではないと語った。
ヌワンコ・カヌ
「(アーセン・ヴェンゲル監督はアーセナルで続けるべき?)
もちろんだよ。彼は続けるべきだ。ただ、監督を変えるというプランは持っていなければならないけどね。
でも、それを実現させるべきではないし、彼を外すべきでもないよ。ヴェンゲルは良い仕事をやってきているし、彼はまだ男であると思う。
彼を解任したら、誰がその後を継ぐっていうんだい? 僕にとっては、彼のやっていることはいいと思える」
かつてアーセナルで活躍し、ヴェンゲル監督の下で44ゴールを決めてきたカヌ。心臓病にも苦しんだ彼は、指導者ではなく慈善活動家として積極的な動きを見せている。
2000年に設立されたヌワンコ・カヌ財団はこれまで452回の心臓手術を行い、病気に苦しむ貧しい人々をサポートしている。