その後、全北は27、28分と立て続けにゴールを奪い逆転するが、35分にゴールキック一本からカメルーン人FWクリスティアン・アムグに決められ同点とされてしまう。
さらに、終盤にはこの微妙なプレー&判定で1人を失うことに。
静止画にすると、ビンズオンの選手の足裏が全北DFキム・チャンスの脛辺りにモロに入っているように見える。しかし、キルギス人のドミトリー・マシェントセフ主審はキム・チャンスにこの日2枚目のイエローカードを提示し退場を命じたのだ。
そして、残り5分を切ったところだった。
再びPKの判定!
抜け出したビンズオンの選手を後ろから倒し、決定機を妨害した全北DFキム・ヒョンイルの退場は妥当だろう。しかし、映像をよくよく見ると倒されたのは明らかにペナルティーエリアの外である。
このPKを決められた全北はそのまま2-3で逆転負け。判定に関し国際大会で何かと物議を醸す韓国勢だが、この日の全北は2PK2退場とやや不運な判定に泣き、FC東京にグループ首位を明け渡すことになった。
このような場面に遭遇するといろいろと勘繰りたくなるものだが、FC東京の試合を見ても結局のところ、AFCに所属する審判のレベルが上がらなければこういったことは繰り返されるのかもしれない。