1997-98 レアル・マドリー

チャンピオンズカップの初期に欧州王者の座を欲しいままにしていたレアル・マドリーであるが、この年が1966年以来32年ぶりの頂点だった。プレトラグ・ミヤトヴィッチのゴールでリードを奪い、マルチェロ・リッピ率いるユヴェントスを破った。

ただ、国内では4位と低迷。首位のバルセロナからは11ポイント離されており、ユップ・ハインケス監督はCL優勝を達成しながら解雇されている。

1999-2000 レアル・マドリー

国内で低迷していても、欧州の舞台で結果を残してみせる。それがレアル・マドリーの真髄なのだろうか? 1999-2000シーズンの彼らはリーガで5位に沈んでいた。

トップはデポルティーボ・ラ・コルーニャで、そこから7ポイント離されていた。そして、決勝の相手になったバレンシアも、国内ではレアルより上の3位だった。しかし、モリエンテス、マクマナマン、ラウールのゴールで3-0と快勝。ビセンテ・デル・ボスケ監督初の欧州タイトルになった。

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