ハビエル・エルナンデス
「それは私だけの決定ではないんだ。50:50だった。でも連盟は私がコパ・アメリカに出場することを望んだから、そうすることに決めたんだ」
「リオ五輪に行きたくないわけじゃないよ。でもそれはクラブにとっても私にとっても連盟にとっても、ベストだったんだ」
エルナンデスは4年前のロンドン五輪にも参加を希望したが、当時所属していたマンチェスター・ユナイテッドは彼の解放を拒否。しかし、エルナンデスを欠いたメキシコは決勝でネイマール擁するブラジルを倒し、初の金メダルを獲得した。
「ここで最も重要なのは、私のクラブが何を望んでいたかということなんだ」
エルナンデスはさらに、今回の決定がクラブからの要請でもあったとも話す。
「我々が4位でフィニッシュした場合、私は五輪に行くことができない。それは私の決定ではないよ。
そして、我々が3位で終えた場合、私はプレシーズンを行わなければならない」
コパ・アメリカは6月3日に開幕し、同26日に閉幕する。一方のリオ五輪は8月4日に始まり、同20日に決勝戦が行われる。
レヴァークーゼンは先週フランクフルトに勝利し、ヘルタを抜いて3位に浮上した。3位でリーグ戦を終えればCLにグループステージから出場できるが、4位の場合は予備プレーオフからの出場となり、五輪の日程と被ってしまう。
クラブからすれば、現在16ゴールを記録しているエルナンデスを8月に失うことだけは何としても避けたいのである。
「だから、それは私だけの決定ではない。100%が私のものではないんだ」
と、今回の決断が連盟、クラブと相談したうえでのものであることを強調した。
コパ・アメリカの最終的な名簿は5月20日までに提出する必要があるが、
「コパ・アメリカと五輪はまだまだ先のこと。あなたは“現在”に生きている必要があるね」
「“現在”は今、レヴァークーゼンだよ」
と、現在は代表よりもチームに集中したいと話した。