『Independent』は「今週末のナイジェリア・プレミアリーグで、死人が審判に任命されていた」と報じた。

試合数にバラツキはあるが、現在第12節まで進んでいるナイジェリア・プレミアリーグ。今週末にも同国各地で試合が行われる予定だ。

しかしその中に奇妙なカードがあった。それがウォリ・ウルヴズ対GIWAの試合だ。問題なのはここに割り当てられた主審である。

ナイジェリアサッカー連盟がこの試合に派遣したのはウェール・アキンサニャ氏であった。

ところが、このアキンサニャ氏は今年1月に死去しているのである。なんと死人が今週末の試合を裁くことになっていたのだ!

現在ナイジェリアサッカー連盟には再び危機が迫っており、現会長のアマジュ・ピニック氏には裁判所から退任命令が出ている状況だ。

そして、その要求を裁判所に突きつけたのが、GIWA FCの会長でもあるクリス・ギワだ。彼は現在裁判所から正式なサッカー協会会長として指名されているのだ。

ただ、これが政治的な介入であるとして、FIFAからはクリス・ギワに対して警告が発せられている。

なんとも複雑な状況の中で起こった前代未聞のトラブル。国のサッカーを統治できていないという現実も明らかになったといえるのだろうか・・・。

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