先日発覚した三菱自動車の燃費データ改ざん問題は大きな波紋を巻き起こした。以前から買収を狙っていた日産自動車が、三菱自動車の筆頭株主となったのである。
【お知らせ】日産自動車と三菱自動車、戦略的アライアンスを締結https://t.co/3ho5bBatUh
— 日産自動車株式会社 (@NissanJP) 2016年5月12日
サッカー界でもこの動きは大きな話題になった。日産自動車は横浜F・マリノスと、三菱自動車は浦和レッズと深い関係を持つ企業であるからだ。
Jリーグの規約には、同じオーナーを持つクラブが2つ以上存在することが出来ないという条項が含まれている。チェアマンを務める村井氏も調査を進めることを表明している。
この両クラブは実質的に企業チーム(サッスオーロとMAPEIのような)というわけではない。おそらく消滅や合併に至ることはないだろう。とはいえ、サッカーファンとしては色々な妄想をしてしまう状況であることは確かだ。
今回は、近年横浜F・マリノス(および日産自動車、全日空、横浜フリューゲルス)と浦和レッズ(及び三菱自動車)の両方に所属した選手を特集してみよう。
田中真二
現:アペルトゥーラ川口監督
浦和東高校、中央大学を経て1983年に日産自動車に加入。日本代表でも17試合に出場するなど、日本トップレベルの守備者として活躍した。
Jリーグ開幕からは故郷の埼玉に戻って浦和レッズに所属。1994年には京都パープルサンガ(当時)へ移籍し、95年に引退している。
2014年からは埼玉県社会人リーグ1部のアヴェントゥーラ川口で監督を務めている。