先日から欧州のマーケットを賑わせるであろう選手の動きが注目されている。

それは、マルセイユの暫定監督フランク・パシが、ベルギー代表FWミシ・バチュアイの退団を明言したからだ。

今季アンドレ=ピエール・ジニャックが去ったマルセイユの得点源となり、これまで17ゴール9アシストという記録を残してきた。

後半戦では時にスティーヴン・フレッチャーにスタメンを渡す時もあったが、結局彼でなければ点は取れないくらいの存在感があった。

5月に入ってからもアンジェ戦、スタッド・ランス戦で2試合連続ゴールを決め、EURO2016のメンバーにも選出されるなど、乗りに乗っている選手だ。

今彼に近づいていると言われるのは、ロンドンの3つのクラブだ。

以前から獲得に動いているという報道があるのはトッテナム・ホットスパーだ。ハリー・ケインに最前線を頼ってしまっている彼らは、フランスからアレクサンドル・ラカゼット(リヨン)とバチュアイをダブルで引き抜こうとしているという話も。

しかし、その一方で同じ街のアーセナルも再び名前があがってきた。特に先日ダニー・ウェルベックが膝にメスを入れたことによって9ヶ月の離脱となり、来季にまで影響を及ぼしているからだ。

そして、さらにもう1つ。オリンピック・スタジアムに移ることが決まり、経済的に大きなブーストを受けることになるウェストハム・ユナイテッドだ。

彼らも今後ビッグクラブに成長したいという目標の下、ビッグネームになる可能性があるバチュアイの獲得を検討しているという。

およそ3000万ポンド(およそ46.7億円)の価格が付いていると言われているバチュアイであるが、もちろんプレミアリーグのックラブにならば十分に支払える額。来季の舞台はどこになるのか?

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