最終節にアーセナルに抜かれ3位でシーズンを終えたトッテナム。とはいえ、彼らが今シーズンのプレミアリーグを盛り上げたのは言うまでもなく、上位争いで常に鍵となる存在だった。
そんなトッテナムは来季UEFAチャンピオンズリーグの舞台に戻る。ハリー・ケインやデル・アリなど若手の活躍が期待されるが、マウリシオ・ポチェッティーノ監督が補強を望んでいるのは言うまでもないだろう。
現時点での移籍に関する情報をまとめてご紹介しよう。
フランコ・バスケス(パレルモ/27歳)
イタリア出身の母親とアルゼンチン出身の父親の子であり、アルゼンチン生まれのバスケス。イタリア代表を選択したことで話題になったが、そこに至るまでは順風満帆ではなかった。
バスケスは2011年の12月末にPSGへ移籍したハビエル・パストーレの後釜としてパレルモに加入。しかし、チャンスを活かせず、翌シーズンはラージョ・バジェカーノにローン移籍した。
翌2013-14シーズン、パレルモに復帰するもジェンナーロ・ガットゥーゾ監督の構想外となりセリエBで出場できず。しかし、ガットゥーゾの後任としてジュゼッペ・イアキーニが就任すると少しづつ出場機会を得て、セリエA昇格に大きく貢献。現ユヴェントスのパウロ・ディバラと共にパレルモの代表する選手として脚光を浴びた。
攻撃的なポジションであれば、何でもこなせるバスケスはチャンスメイクにゴール奪取にチームに大きな影響を与える事のできる選手だ。すでに本人が今夏の退団を明言しており、ポチェッティーノも優先ターゲットとして考えていると『Mirror』などが報じている。