過去の代表経歴についてはFIFAの規約をクリアしているノイシュテッター。あとは国籍さえ取得できれば、ロシア代表としてEURO2016に出場することができる。

ノイシュテッターの父親であるピーターはカザフスタン代表経験もあるロシア系ドイツ人であり、ノイシュテッターは旧ソ連のドニプロペトロフスク(現ウクライナ)で生まれている。その後キルギスを経てドイツへと渡り、父親がリザーブチームの監督を務めていたマインツの下部組織に加入した。

ロシアにルーツを持ち、旧ソ連で生まれたことからノイシュテッターにはロシア国籍を保有する権利がある。

シャルケの公式サイトによえば、ノイシュテッターはこの冬のウインターブレイクを利用しロシアを訪問。EURO2016での出場について、ロシアサッカー連合と会談を行ったようだ。

当時、ノイシュテッターはシャルケの公式サイト上で「EURO、そして2年後に行われるワールドカップでもしもプレーする機会があれば、両手でそれを掴み取りたい」とコメント。

ロシア代表を率いていたファビオ・カペッロがノイシュテッターに興味を持ったようで、シャルケの監督であったロベルト・ディ・マッテオを通じて接触があったという。

ノイシュテッターのロシア国籍取得については代表チームが手続きを進めているようで、まもなくパスポートが発行されることになるという。

このような経緯を経て、ノイシュテッターはロシア代表としてEURO2016に臨むことになりそうだ。

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