マッツ・フメルスやイルカイ・ギュンドーアンといった主力選手が相次いで退団しているドルトムント。

しかし、それでも補強は忘れていない。

ウスマヌ・デンベレやマルク・バルトラ、セバスティアン・ローデを獲得すると、7日にはさらに新しい戦力の確保に成功した。

その選手とは、トルコ国籍のエムレ・モールだ。

デンベレやバルトラ、ローデが欧州5大リーグでプレーする選手であるのに対し、エムレ・モールの名はそこまで知られていない。

では、一体どんな選手なのだろうか?

生まれも育ちもデンマーク

エムレ・モールは1997年7月24日生まれの18歳。

マケドニア人の母親とトルコ人の父親を持つが、生まれはデンマークのブレンスホイだ。ブレンシェイBKやリュンビューBKといったクラブのユースチームを経て、名門ノアシェランのユースに加入した。

加入直後はU-19チームでプレーしていたエムレ・モールだが、オラフル・クリスティアンソン監督にその才能を見出されると、2015年11月28日に行われたスーパーリーゲン第17節ラナスFC戦でトップチームデビュー。

そしてその後はリーグ戦で13試合に出場し2ゴールをあげ、18歳ながら終盤戦にはレギュラーを掴むまでに成長した。

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