では、なぜ小粒感を感じるのだろうか?

FW陣のゴールに答えがあった

その答えは、ずばりフォワードの得点数ではないかと思う。

2006年のメンバーの2005-06シーズンの得点数は、トーニの38試合31ゴールを筆頭に、ジラルディーノが34試合17ゴール、トッティが24試合15ゴールデル・ピエロが33試合12ゴール、インザーギが23試合12ゴール、ヤクインタが24試合9ゴールと続く。

最低はヤクインタの9ゴールで、トーニにいたっては30ゴール以上を記録している。

これに対して、2016年のメンバーはザーザが19試合5ゴール、インモービレが22試合7ゴールと10ゴールに届いていない。

二桁得点をあげたインシーニェ(37試合12ゴール)、ペッレ(30試合11ゴール)、エデル(33試合13ゴール、しかし後半戦は1ゴール)でも15ゴールには届かず。2006年メンバーのジラルディーノが今季10ゴール、トッティやトーニもそこそこ点をとっているだけにいささか物足りない感じは否めない。

MF陣に目を向ければ、カンドレーヴァやフロレンツィなど得点が期待できる選手がいる。現在のチームは、全員で得点を挙げていくスタイルであり一概にFWだけを比較して「得点力どうこう」言うことはできないだろう。しかし視聴者としては、かつてのスーパースターたちのような華やかさを期待してしまうものだ。

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