2. 記憶に残る名実況の存在
こうした一大イベントをより思い出深いものにするのが、「名実況」の存在だ。
『WOWOW』では、今回7名の実況が試合を担当することになっている。
大澤 幹朗
柄沢 晃弘
河路 直樹
久保田 光彦
田中 大士
齋藤 寿幸
山田 泰三
いずれもリーガ中継で場数を踏んだ、経験ある実況である。
なかでも同局のエースとして知られているのが柄沢晃弘氏である。
6月はサッカー夢の共演が実現!
EUROとコパの2大サッカーイベント開催。今年の海外サッカーはオフ知らず!倉敷アナ×柄沢アナも眠れない1ヶ月が始まります。コパは6/4、EUROは6/10開幕!#wowow pic.twitter.com/7gcFNCczOE
— WOWOWサッカー (@wowow_liga) 2016年6月3日
1990年代から同局でサッカー実況を始め、中田英寿のセリエAデビュー戦も担当したことでも知られる柄沢氏。その情熱的な語り口は人気が高く、今大会では決勝戦を担当することが決定している。
私には、柄沢氏の実況で忘れられないフレーズがある。
それはEURO2004の準々決勝、ポルトガル対イングランド戦。
白熱の試合は1-1で延長戦に突入したのだが、110分、マヌエル・ルイ・コスタの豪快なミドルシュートでポルトガルが勝ち越しに成功するのだが…この時の実況は今でも私の胸を熱くさせる。
当時32歳のルイ・コスタが決めた見事な一撃を、「ゴールデンエイジの最後の意地!」と表現した柄沢氏。
当時はまだ中高生であったが、背筋がゾクゾクしたのを覚えている。
こうした体験は、サッカー中継に特化している衛星放送を見ていたからこそ可能であったはずだ。私にとってEURO2004は大切な思い出だが、WOWOWの中継がそれを引き立たせている部分は非常に大きいのだ。
また、今回WOWOWでは日本代表のヴァヒド・ハリルホジッチ監督をアンバサダーに迎えており、決勝戦でゲスト解説が决定。
また、前なでしこジャパン監督の佐々木則夫氏や乾貴士、太田宏介、川島永嗣といった日本代表選手も解説に加わる予定だ。
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