EURO2016、グループBのイングランドは初戦でロシアと対決した。均衡が破れたのは、後半28分だった。

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イングランド代表MFエリック・ダイアーが強烈なフリーキックを突き刺しゴール!

実はイングランド人選手がEURO本大会で直接フリーキックを決めるのはこれが初だそう。あのデイヴィッド・ベッカムさえも為し得なかったことだとか。

また、Optaによれば、ダイアーはプレミアリーグでの65試合において、直接フリーキックでシュートを試みたことは一度もなかったそう。

そんなエリック・ダイアーは1994年生まれの22歳。イングランド生まれながら、7歳でポルトガルに渡りスポルティング・リスボンへ入団。スポルティングでは大器の片鱗を覗かせながらも、CB・SB・DHをこなせるバーサタイルな便利屋という位置づけに留まっていた。

その後、2014年にトッテナムへ移籍。1年目は右SBなどで起用され、今季はボランチへ本格コンバートされると、デル・アリとともに大ブレイクを果たした。

持ち前の守備力だけでなく、最近はロングフィードなどにも冴えをみせるようになっていたのだが、この大舞台でフリーキックを決めてしまうとは…。

ただ、この一撃で勝利を掴みかけていたイングランドだったが、後半アディショナルタイムにまさかの失点。結局、1-1で試合終了となり、ロイ・ホジソン監督は「引き分けというより負けに感じる」と嘆いていた。

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