クリス・ナウモフ
「これは、プロスポーツ選手として活動するうえでは、心臓の内壁の肥大を伴い、突然の心停止というリスクを負っている遺伝子疾患だ。
これによって自分がどれだけの影響を受けてきたのかはわからない。オーストラリアでプロとして活動していた間に見つからなかったのは疑問だ。
これらの条件を持つ選手の歴史を基盤として、心臓専門医と国際的サッカーの基準から伝えられた勧告は、僕がプロサッカーからの引退を発表しなければならないという悲しいものだった。
この状況を見つけてくれたヌマンシアに、何よりも大きな感謝を述べたい。この期間中、彼らの「おもてなし」は素晴らしいものだった。
そして、自分にプロサッカー選手としてのチャンスを与えてくれたシドニーFC、その道を作ってくれたユース時代に過ごしたすべてのクラブにも。
このような難しい時間に僕を助けてくれた、代理人のミケル・リエラ、そして家族にも特別な感謝を伝えたい。
自分にとっては感謝だ。死んでしまう前にこれが見つかったことにね。
僕はプロ、アマチュア問わず、すべての選手にこれらのテストを受けることを勧めるよ。試合の中で起こり得る大きなリスクを避けられる。
テストは簡単で効果的だ。心電図検査、そしてエコー検査だよ。
僕はいかなる形であれサッカーの試合に関わっていきたいと思っている。そして、アスリートとしての人生の変化という物事において、お手本になりたい。
あらゆるアスリートの幸福のために、良い前例になれることを願っているよ。
クリストファー・゛キキ”・ナウモフ」
豪州U-23代表MFが心臓病で引退…その声明がアツい
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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