トニー・ヒバート
「むしろシーズン中のどこかで教えてくれたほうが良かった。もう契約はしないとね。それなら、自分の将来も計画できたし、お別れを言うこともできた。
僕のように25年間もクラブにいたような人物でなくても、こんな扱いに値する選手なんかいないよ。
他の仕事では、誰かを解雇したりするとき、シニアマネージャーも居ない状況で説明したりはしないはずだよ。
僕もこんな経験はなかったし、正直に言ってなぜだかわからない。ファンにサヨナラを伝えるチャンスもなかった。
エヴァートンでの全ての契約において、僕は内容に疑問を呈したこともなかったし、さらなるお金を求めたこともない。子供のように嵐を起こしたこともない。
しかし、デイヴィッド・モイーズがチームを離れて以来、もはやこのクラブは同じ感覚を持っていないんだと気付いたよ。
人々のクラブだった。それはもはや消えた。冷酷で、恐ろしいビジネスだ。多くの良い人たちが去っていった。
僕は新しいマネージャーが違う形を求めていることを理解する。
しかし、このクラブには今『食うか食われるか』の文化が入っている。人々は自分たちのためだけに動いている。
ビル・ケンライト会長はよく僕に選手としての幸運を祈るとメッセージを送ってくれた。でも、今や彼からそれを聞くことはない。
僕にとって、ここを離れるのは辛い。恐ろしい感覚だ。戸惑いを感じている。
クラブからの全てが、僕の顔を平手打ちしているように感じている。その扱いには、妻も同じように怒っている」
酷すぎる扱い…英雄が「もうあのエヴァートンじゃない」と大激怒
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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