『Evening Standard』は「バレンシアの監督を務めているパコ・アジェスタラン氏は、ドイツ代表DFシュコドラン・ムスタフィの退団を拒否した」と報じた。
現在怪我人の続出に苦しめられているアーセナル。もはや毎年のことでもあるが、今季は最終ラインに固まっており、守備が壊滅状態である。
そのため新たなセンターバックの獲得に動いていると言われているが、その交渉も今一つうまくいっていないようだ。
先日はメディアで「合意に至った」と伝えられたシュコドラン・ムスタフィについても、その後移籍金の問題が大きいと伝えられており、クラブ間では停滞している。
[Qoly] ついに来るか!アーセナル、月曜日に新DFと契約へ https://t.co/uz0r2JwQrb
— Qoly.jp(コリー) (@Qoly_jp) 2016年8月21日
そして今回バレンシアの監督であるパコ・アジェスタランがムスタフィの売却を否定し、アーセナル移籍の可能性は低くなった。
パコ・アジェスタラン
「ムスタフィは売り物ではない。そして、彼はバレンシアに残る。マーケットは開いており、まだ可能性がないわけではないが」
また、同時にアーセナルが狙っていたというジョニー・エヴァンズについてもかなり交渉は難しいものになっているようだ。
WBAは彼の放出に際して最低2500万~3000万ポンド(およそ31.8~38.2億円)という額を求めているという。昨季彼がユナイテッドからやってきた際の価格は600万ポンド(およそ7.6億円)で、もはや放出拒否に近い数字である。
サッカー界で選手の価値がインフレ気味になっているなかで、アーセナルはそのためにお金を使うのか、それとも独自の道を進むのか。決断の時が迫っているのかもしれない。
なお、サウサンプトンのジョゼ・フォンテ、フィオレンティーナのダヴィド・アストーリ、フェネルバフチェのシモン・ケアー、レヴァークーゼンのエメル・トプラクなどが代替候補として挙げられている。