ポール・スコールズ
「スペインのリーグはベストだ。ヨーロッパの大会で判断すればね。CLとELを考えてみればいい。昨季はベスト8に入った16チームのうち、6チームがスペインだった。半分近い。プレミアは?2チームだけだ。
イングランドは本当のクオリティを上げることが必要だ。アグエロやデ・ブライネ、ダビド・シルバ以外に、我々は最高の選手を持っていない。それらは他の国にいる。
スペインか、バイエルンか、ユヴェントスにいる。ギャレス・ベイルはトッププレイヤーだ。我々は彼らを持っていない。リオネル・メッシをここで見ることはないし、ネイマールも来ない。
私はおそらくサルフォード・シティ(ギグスやスコールズなどが共同オーナーを務めるアマチュアチーム)を見るほうが楽しい。試合に向かう時の煩雑さや混雑は好まない。それ以上のものがあるのか、私にはわからない。
サルフォード・シティを見る時は、ゴール裏に車を停められる。とはいえ、正直に言えば息子のロイター・タウンを見るほうが楽しいけどね。
それはシニアのチームだが、彼はまだ16歳だ。昨季少しだけスタメン出場した。私は一度だけ息子を見られたが、その時は5-4だった。面白かったね。
良い選手がいるよ。本当に良い選手が。プレミアリーグには。しかし、常にベストなクオリティではない。この2年間、高いクオリティの試合を見たことがあるだろうか?『ワオ!』と思えるような試合を。思い出せないね。
それから他国の試合を見た時のことを考える。レアル・マドリー対バルセロナ、バイエルン対ドルトムント。本来のサッカーの試合だ。
10年前、レアル・マドリー以外のチーム――バイエルン・ミュンヘンが特別だったとは思わない。ユヴェントスは良かったが、我々と同等程度ではあったはずだ」
スコールズのぶっこみが凄すぎる…「プレミアはつまらない」
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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