ポール・スコールズ
「イングランドの近年は、すべてがお金とスポンサーシップばかりだ。サッカーよりも、エンターテインメントよりも。それはトップチームだけのことだとは思わない。
マネージャーに対するプレッシャーは高まり、職を失う恐怖から、そのスタイルは徐々にネガティブなものになっている。もし3~4試合負けたら、強烈な圧力がかかってくる。そして解任される。
そして考えるんだ。『我々は結果が必要なのか?人々を楽しませる道を見つけることが必要なのか?』と。それはクソ喰らえだ。英国のサッカーをスポイルしている。
私が監督になっていたら、5試合で解任されていただろう。UEFAのBライセンスは持っているが、Aライセンスは持っていない。それは取得するだろう。しかし、私は疑問にも思っている。それに価値が有るのか?と。
このところのサッカーにおいてもっとも重要なものはお金だ。なぜなら、オーナーの殆どが『自分のクラブを使って儲けよう』とだけ考えているからだ。
彼らは土曜日の午後のピッチには全く気を払っていない。純粋なビジネスマンだ。一方、バルセロナはビジネスとサッカーのバランスを上手くとっている。
明らかに、彼らはクラブのためのお金を作らなければならない。しかし、あそこはファンによって共同で運営されている。一人のビジネスマンやグループだけで動かされていない。
したがって、彼らはお金を作ることが最優先事項になっていない。エンターテインメントなんだ。チャンピオンズリーグに勝ち、最高の栄誉を得る。
そのために最高の選手を獲得する。あのようなクラブがベストチームなのは、だからなのだ」
スコールズのぶっこみが凄すぎる…「プレミアはつまらない」
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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