今月上旬に行われたセリエBで、サッカー史上初となる事態があった。

舞台は第7節のヴィルトゥス・エンテッラ対ヴィチェンツァ戦。

ヴィチェンツァのクリスティアン・ガラーノがゴール前でシュートを放ったという場面だ。

この時、主審を務めていたマルコ・マイナルディはボールがヴィルトゥス・エンテッラの選手に当たったと判断し、コーナーキックを宣告。

しかし、シュートは誰にも当たらぬままゴールラインを割っており、シューターであったガラーノは不利になる判定と知りながらもそのことを主審に告げる。

すると、ガラーノに対してグリーンカードが提示されたのだ!

イエローカードやレッドカードが罰則の意味合いを持っているのに対し、グリーンカードはスポーツマンシップに則った好意的なプレーに提示される。

例えば相手チームの選手に負傷者が出た場合にボールを外に出すなど、スポーツマンとして賞賛されるプレーが対象となる。フリーキックやPKが与えられるわけではないが、シーズンを通して最もグリーンカードが提示された選手はシーズン終了後に表彰される。

このグリーンカードはフェアプレーをより奨励するためにセリエBで初めて導入されたもので、ガラーノは世界で初めてグリーンカードを提示された選手となった。

セリエBの会長を務めるアンドレア・アボーディはこのグリーンカード制度について「象徴的な賞」と話しているが、今後世界的に広がりを見せるか注目である。