佳境を迎えている今シーズンのJ2。
首位を走る北海道コンサドーレ札幌が再び敗れ、3位の清水エスパルスが上位2クラブを猛追するなど今季もシビれる展開となっているが、先週末に行われた第40節で生まれた“ゴラッソ”がこれ。
シティライトスタジアムで行われたファジアーノ岡山対水戸ホーリーホック戦は54分に試合が動く。
水戸MF山村佑樹がこぼれ球を拾って右足を振り抜くと、これがなんとゴールに!ボールは一度ニアサイドに飛ぶような動きを見せたが、そこから急激に曲がって外側へ。
いわゆる“ブレ球”でゴールネットを揺らし、貴重な先制点をもたらした。ボールはそこまで速くはないため、GKが見送るほど変化してのだろう。
山村は試合後、「前が空いていたので、思いっきり打ちました。入って良かったです。切り込んで、前を見たらDFとの間が空いていたので、そこでシュートを打とうと思いました」とコメント。
また、山村自身もブレ球は得意であるようで、「あの形のシュートは自分の武器なのですが、これまでなかなかああいうシュートを決めることができなかった。練習では結構決めることができていたのですが、試合で出すことができていなかった」と振り返っている。
山村のこのシュートは、第40節のベストゴール候補の一つにノミネートされている。
直後に同点とされた水戸であったが、結局試合は福井諒司が逆転弾をあげ1-2で勝利。見事残留に成功している。