そこで、『J SPORTS』のカスタマーセンターに問い合わせた。

まずこうした現状について確認すると、「権利元の依頼により、放送カードが変更になることがあります」という答えだった。もちろん現状を把握しているという。

そこで気になるのは、「権利元の依頼」という言葉だ。

お金を払って視聴している以上、契約内容についてある程度の知る権利があるはずだ。

ブンデスリーガなのか、あるいは日本での配信権を持つ『DAZN』なのかを尋ねると、「権利元については詳しくはご案内していません」という答えが返ってきた。

また、今後もこういうことがあるのかと聞くと、「全くないとは申し上げられない」、「万が一変更があった場合は公式サイトでご連絡します、としかお伝えできません」という回答であった。

電話自体は10分ほどと短いものであったが、率直に言って対応してくださった方はかなり申し訳なさそうであった。そして、権利元に関してはとにかく歯切れが悪いように感じた。

「1試合の生放送予定」と謳いながら、直前に放送カードが変わるというのは視聴者としては反感を持つのは当然であろう。それが「権利元の都合」という仕方ない理由でも、だ。

『J SPORTS』は何かしらのメッセージを伝えるのが筋であると思うのだが…今のところはノーコメントといった姿勢であるようだ。

『J SPORTS』の公式サイトでは、今後の放送カードの変更についても発表されている。それを見てみると…