3日に行われたJ1セカンドステージの第17節。

2位川崎フロンターレが逆転負けを喫したことで浦和レッズの年間1位が決定した一方、“オリジナル10”の一員である名古屋グランパスが最終節を飾れずJ2降格となってしまった。

全9試合のうち、ホームチームの成績なんと0勝1分8敗。

「これぞJリーグ」という予想不可能な結果で、今季のJ1レギュラーシーズンは幕を閉じた。

周知の通り、『スカパー!』とJリーグの放映権契約は今期をもって終了する。

JリーグがPerform Groupと総額2100億円もの超大型契約を結び、2017年シーズンから10年に渡ってライブストリーミングサービス「DAZN(ダ・ゾーン)」でJリーグ中継がスタートすることになったのだ。

もちろん今後「DAZN」がサブライセンス契約を結び、『スカパー!』でも一部の試合が放送される可能性はある。しかし、同社が主導権を持ってJリーグ中継を行う時代は一旦終わりを迎える。

日本におけるJリーグ中継のメインストリームは、ついにテレビからインターネットへと大きく移行するのだ。これは、エポックメイキングな出来事である。

『スカパー!』がJリーグの優先放映権を獲得したのは2006年のことだ(契約は2007年から)。

それ以来10年間にわたってオフィシャルブロードキャスティングパートナーとしてJリーグを支えてきたが、その貢献度の大きさは計り知れない。

Jリーグの村井満チェアマンはPerform Groupとの共同記者会見の中で、以下のように語っている。

「今のJリーグがあるのは、正直言うと『スカパー!』さんが育ててくれたと心底思っています。
(略)
ただ、スカパー!さんには本当に感謝申し上げていますということです」

Jリーグの成長と発展に、『スカパー!』はどのように貢献してきたのだろうか。

2016年シーズンにおけるJ1のレギュラーシーズンが終わった今、改めてその功績を辿りたい。

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