『Daily Mail』は、「トッテナムのイングランド代表MFデル・アリは、自身の豪邸に親友の部屋を作っていた」と報じた。

昨季大ブレイクを果たしたデル・アリ。大きなお金を得た彼は先日200万ポンド(およそ2.9億円)の邸宅を買っている。

しかし、その中に珍しい部屋が用意されているようだ。それは、友人であるフォレスト・グリーン・ローヴァーズDFハリー・ヒックフォードのものなのだという。

よく知られているように、デル・アリは複雑な家庭環境の中で育った選手である。

父親のケニーは、デルが生まれた後にアメリカへと移住。母のデニスはアルコール中毒者であり、デルは13歳の時に家を出たのだ。

そして、MKドンズに加入する前に所属していたシティ・コルツ・ボーイズで友人であったハリー・ヒックフォードの家に居候したのである。

母のデニスは「ギャングから守るために息子を手放した」と言っているが、デルはユニネームに“アリ”を入れたくないと考えているほど、その関係は冷え込んでいるという。

親友の両親によって育てられた彼は、数年でトップレベルの選手に成長。そして、今回は逆にお世話になったハリーへ家を提供したのだという。

親友と再び同じ屋根の下で暮らすことを選択したデル・アリ。恩義を忘れない彼は、今後どれほどの活躍を見せるのだろうか?

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