29日、第96回天皇杯の準決勝2試合が行われた。

13時にキックオフした横浜F・マリノス対鹿島アントラーズは、マリノスが押し込む展開に。しかし決定機を決めることができず、鹿島はクラブワールドカップでも見せた勝負強さを発揮する。41分に土居聖真のゴールで先制すると、後半には途中出場の鈴木優磨が追加点を決め2-0で勝利。6年ぶりの決勝進出を決めた。

その後に行われた大宮アルディージャ対川崎フロンターレの試合も大宮が優勢に進めたが、勝負をモノにしたのは川崎だった。0-0で迎えた試合終盤、谷口彰悟がゴールを決めて先制すると、この1点を守り切りクラブ史上初となる決勝進出を果たした。大宮はエースのムルジャが無人のゴールに押し込むことに失敗し、無念の敗退となった。

その結果、決勝は19冠を目指す鹿島と悲願の初タイトルを狙う川崎、今年のJリーグ・チャンピオンシップ準決勝と同カードに。試合は2017年1月1日の元日、大阪の吹田スタジアムで開催される。キックオフは14時。

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