例年6月には、インターナショナルマッチウィークがFIFAのカレンダーに入っている。今年も例外ではなく、各地ではワールドカップ予選が、そしてロシアではコンフェデレーションズカップが行われる。

日本代表も6月7日(水)に東京でキリンチャレンジカップを戦い、13日(火)にはイラクでワールドカップ予選を控えている。ホームで苦戦を強いられた日本にとって、イラクとのアウェイゲームは非常に重要な一戦だ。

しかし、セグンダでは6月4日(日)に第41節が、翌11日に最終節が行われる。昇格争いをするチームにとってはまさに正念場であり、主力選手を代表チームに貸し出す余裕はないはずだ。

現行のルールでは、インターナショナルマッチウィークでの選手の拘束権は代表チームにある。クラブチームに招集を拒否する権利はないのだ。

しかし、そうしたチーム状況を考慮し、代表チーム側が選手の招集を遠慮するということは十分に考えられるだろう。

柴崎は日本代表メンバーに選ばれるだけのタレントではあるが、未だ絶対的な地位は築けていない。そのため、ヴァヒド・ハリルホジッチ監督が「シーズン終盤の戦いを経験させる方が本人のためにもなる」と考えても不思議ではないのだ。

柴崎が所属するテネリフェは、先週末の勝利によって現在4位につけている。自動昇格権の2位につけるジノーラとは勝ち点8差となっており、プレーオフ圏内でできるだけ高い順位を目指すのが現実的な目標だろう。

つまり、テネリフェはシーズン終了後に昇格プレーオフを戦っている可能性が高い。

テネリフェで結果を残せば柴崎が日本代表に復帰することもありうる話だが…6月の代表ウィークでは招集を断念せざるをえない状況にあるかもしれない。

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