パオロ・ベルルスコーニ
「長い交渉の最後に、中国のグループを紹介した重要なアドバイザーがいる。彼らは1億ユーロ(およそ119.9億円)を支払い、さらにその後再び1億ユーロを出している。
私は思っている。それは彼らが真剣な関心を抱いており、さらに交渉を完遂したいと考えている証拠であると。
そして、その途中には我々が理解しなければならないこともあった。なぜなら、中国の政府が規制を強めていたからだ。
我々は合意に近づいていたが、それから壊れてしまった。兄(シルヴィオ・ベルルスコーニ)の態度は、中国に1週間の猶予を与え、その保証として1億ユーロを求め、さらに来月契約を結ぶということだった。
私の視点から言えば、もし中国がこれらについて結論を下せないのならば、我々はこれまで受け取った3億ユーロをキープし、ベルルスコーニ家族でミランを運営していくということだ。
まだこの交渉は離れていない。しかし、同時に破談となる可能性も考えておきたい」
なお、破談になった場合は他にミランの買収に関心を抱いている投資家との交渉に動くとも考えられている。
『Premium Sports』によれば、その候補はソニー・ウー(中国の大富豪)、ビー・テイチャウボル(以前ミランと交渉していたタイの富豪)、シャイフ・アル・マクトゥーム(UAE首長)、ジョルジュ・メンデス+復星国際有限公司(名代理人と中国企業)らであるとのこと。