ユルゲン・クロップ(リヴァプール監督)

「私は(リヴァプールの練習場である)メルウッドから自宅に帰る途中だった。そして、チームのバスに何かが起きたと電話が入った。

すぐに何かしらの情報を集めようとした。奇妙な感覚であり、とても不安だった。皆のことを思うと恐怖だった。

最初は少々安堵に近い感情だった。そこまでシリアスではなかった。しかし情報が入るにつれ深刻になり、非常な困難なものとなった。

もちろん、何人かには連絡を取った。

しかし、私の馬鹿げた質問で彼らを困らせたくなかったから、他の人たちと同様にメディアの情報を待っていた。

目に入る全てのものを見ようとし、手に入る全ての情報をチェックしようとした。そのすぐ後に私が考えたのは、試合のことだった。

私は昨日の試合(CL)を見たし、両チームについて100%理解している。

これだけタイトなスケジュールの中で、他の開催日を探すのは大変だった。なぜなら、いつ試合をしていいか分からないからだ。

しかし、もし選手たちが『OK、私たちはプレーしたくない。来週に解決策を探そう』と言っていたら、もちろん誰もがそのことを理解していたことだと思う。

試合を見て、私はドルトムントをとても誇りに思った。彼らの戦い方、あれだけの雰囲気を作ったことにね。試合はそれほど重要ではなかったが、試合中の選手たちはベストを尽くそうとしていた」