ダニエレ・デ・ロッシ
「今の状態は良いよ。この1〜2年、僕は再びトップレベルの選手になったという感じがしている。
その前、僕のパフォーマンスは下がっていたよ。欧州のサッカー、そしてセリエAの今のレベルに対処できないと感じ始めていた。
しかし、アントニオ・コンテの下でプレーしたEURO、スパレッティの素晴らしいスカッドと共に戦ったことで、復活したと感じられた。
僕は一人で試合を決められるような、リオネル・メッシのような選手ではない。ただ、調子が良ければ『違い』を作り出すことは出来る。
サッカーをするには良いフィジカルコンディションが必要なんだ。ただ、チームのサポートも必要だ。僕は『機械の歯車』だからね。
ある年齢に達せば、いつ辞めようかという点については考えるものだよ。早くキャリアを終えたい選手もいる。その一方で40歳でもやる選手もいる。
僕はその間で考えている。最大の尊厳を持ってキャリアを終えたいと思う。
もし、僕がチームメイトについていけないという状況を感じて、自分のコンディションを受け入れられなければ、引退するよ。言い訳はしない。状況は受け入れる。
しかし、今はまだ強さを感じているよ。本物の選手だと思えている。
もし25歳の時と同じような準備をしていたら、困ったことになっていたかもしれないね。もはや超人ハルクのようにシャツを破ってゴールを喜ぶなんてことは出来ないよ。
良くなったのか悪くなったのかは分からないけど、違う選手になっている。
あの頃の僕はより爆発力があった。でも今はさらにシャープになったし、クオリティは高くなった。それが経験ってやつだよ。
時々、僕はローマへの愛情を持て余してしまったことを認めるよ。しかし、あのような強い感情を抑えることは簡単ではない。ゴールを決めた時、それは爆発したんだ]
デ・ロッシが語る今と将来、「もうセリエAはムリ」と思ったらしい
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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