27日、イングランドの聖地ウェンブリー・スタジアムで2016-17シーズンFAカップの決勝戦が行われた。

ここまで駒を進めたのは同じロンドンに本拠地を置く2チーム。プレミアリーグを制覇したチェルシー、そして20年ぶりにチャンピオンズリーグ出場権を逃したアーセナル。

対照的なシーズンを過ごした彼らの対戦は意外な展開となった。前半から勢いを見せたのはアーセナルだった。

そして先制点もアーセナル。ハンドにも見えたトラップがチェルシーの足を止め、アレクシス・サンチェスがゴールを決める。

オフサイドポジションにいたラムジーが一旦プレーに関与したとして試合が止められたが、副審との協議の元でゴールは認められた。

さらに後半、追いすがるチェルシーは攻撃を仕掛けるも、68分にはシミュレーションでヴィクター・モーゼスが2枚目の警告を受けて退場。苦しい状況に陥ってしまう。

しかし、そこで力を発揮したのがチェルシーのエース、ジエゴ・コスタ。右サイドから入ってきたボールを胸トラップからシュート。メルテザッカーの足に当たってゴールに吸い込まれた。

ところがその直後、アーセナルは再開からまたリードを奪う、ジルーがスルーパスを受けて折り返すと、それをラムジーがヘッド!

退場者が出たことで4バックになり、さらに同点に追いついたことで集中が切れたチェルシーは、大事なところで守りきれなかった。

86分にはジエゴ・コスタのシュートをオスピナが至近距離でセーブ。アーセナルは一点のリードを守り切ってみせた。

アーセン・ヴェンゲル監督の去就も不安定な状況の中、アーセナルは2年ぶりのFAカップ優勝を達成。最後の最後で素晴らしいタイトルに手を届かせることとなった。

【厳選Qoly】なぜ?日本代表、2024年に一度も呼ばれなかった5名

ラッシュフォードの私服がやばい