『FourFourTwo』は27日、「アーセン・ヴェンゲル監督は、今季の扱われ方に激怒した」と報じた。
序盤はなかなかの調子を見せたが、徐々に成績が下降し、チャンピオンズリーグ出場権を逃す結果となったアーセナル。
ヴェンゲル監督に対する風当たりは非常に強くなり、サッカーとは関係ないイベントでも『Wenger Out』のバナーが掲げられるなど、もはやSNSのネタと言えるものになってしまった。
苦しい一年を締めくくるFAカップ決勝を控えるヴェンゲル監督は以下のように話し、クラブのイメージを損なう振る舞いがあったと怒りを見せたという。
アーセン・ヴェンゲル
「我々は公的な仕事をしているので、批判されることは気にしていない。
批判されることと、不公平な扱いを受けることの間には違いがある。私はそう思っている。
いくつかの侮辱にはリスペクトが欠けていた。そして、私はそれを受け入れることはない。私はそれをずっと忘れないだろう。
今季の間に見た数名の態度は、私を最も傷つけるものだ。そして、傷ついたのは私ではなく、世界におけるクラブの美しいイメージである。
そのような振る舞いは、アーセナルが何であるかということを考えてもいないのだ。
強いクラブというのは、決断を下すクラブである。現代の社会において、判断が正しいかどうかよりも、人気があるかどうかで問題になるのは間違っている。
それは能力とは無関係のものであるからだ。責任ある人々は、正しい決定をしなければならない」