7日に行われた親善試合のシリア戦で1-1と引き分けた日本。

欧州でプレーする選手にとってはシーズン終了直後の一戦ということもあり、全体的に動きが重く、お世辞にも見所が十分とは言えない試合となった。

ただ、その中でも後半から投入され、途中インサイドハーフのポジションで新境地を開拓した本田圭佑の気分は上々のようだ。

試合終了から2時間も経たないうちに自身の公式Twitterでツイートしたのだが、その内容は意外なものだった。

「既得権益なんですかね?政府も忙しいでしょうけど、喫煙者を完全否定してるわけではないんやから法案成立まで上手く持っていけばいいのに。次世代のことを考えれば譲歩して成立させられる事案ではないですか?」

本田が言及したのは、サッカー…ではなく、なんと政治の話!

その内容は、受動喫煙の健康被害を防ぐ「受動喫煙防止法案」について、政府・与党が今国会での法案の成立を断念する方針を固めたというもの。

本田は、「政府も忙しいでしょうけど」と理解を示しつつ、「喫煙者を完全否定してるわけではないんやから法案成立まで上手く持っていけばいいのに」と、成立を断念したことに対する不満を述べた。

サッカー選手として、また、アスリートして、受動喫煙のリスクが少ない社会の実現を願うのは当然ともいえる話だろう。しかしこのニュースは2日前のもので、試合後、それも2時間も経たないうちのツイートがこうなるとは…誰もが予想外だったはずだ。

先日は、若者の自殺について言及したことが物議を呼び、公式サイトで釈明するという事態となったが、今後も社会的な問題について発信していくことになるのだろうか。

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